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子育てアドバイス-2~3歳ごろ-

できることが増え、自己主張も強く

 歩き方もしっかりして、走ったり、跳んだり、登ったりなど、活発に動きまわるようになります。指先の動きもこまやかになり、なぐり書きではなく、線や丸なども書けます。大人の言うことはかなり理解でき、自分が伝えたいことも、少しずつ言葉で表現できるようになっていきます。
 同時に、自立心が強くなり、何でも自分でしたいと思う時期です。洋服の脱ぎ着なども、親が手伝おうとするのをいやがります。まだ言葉で自分の気持ちをうまく表現できないので、「いや!」「だめ!」の連発になってしまうこともあります。イヤイヤ期と言いますが、子ともの成長過程についてほとんどの子が通る過程です。
 でも、子どもも意味なく反抗しているわけではありません。自己主張をしたときは、しっかり抱いて、「どうしたの?」と時間をかけて子どもの言い分を聞いてあげましょう。小さな子にも一人前のプライドがあります。子どもの気持ちが理解できれば、無用なぶつかりあいも少なくなるはずです。
 一方で、危ないことや、してはいけないことは、たとえ子どもがかんしゃくを起こしても、まずやめさせましょう。子どもの気持ちが落ち着いたら、よく話して聞かせてあげましょう。

言葉の発達

 2歳になっても、まだ単語だけで「ワンワンキタ」「マンマチョウダイ」などの2語文を言わないと心配する親も少なくありません。言葉の発達は特に個人差が大きいので、こうしたこともあるのです。大人の言っていることがわかり、単語や指さしなどでコミュニケーションができていれば問題はありません。もし「うちの子は言葉が遅い」と感じられるようなら、できるだけ話しかけ、言葉のやりとりをする機会を増やすようにしてみましょう。また、保健師や心理士に気軽に相談してください。
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